子供の性教育っていつから、どんなことからスタートすればいいか悩むママパパってたくさんいると思います。
我が家は女の子で、今は保育園で男女共通のトイレを使用してますが、来年は小学生。
学校のトイレは男女別になるし、自分よりも遥かに体が大きなお友達も校内にはいる状態。
子供だけで登下校することもあり、色々と今までには遭遇してこなかったことが増えることを考え、この一年で、自分を守る術を簡単に最低限、理解して欲しいな、と思うように。
そんなことを考えていたら、SNSで話題になっている3歳~の性教育の絵本というものを発見しました。
ファーストステップとして、レビューします。
「だいじだいじどーこだ」を読んでみた
我が家が購入した本はこちら
こちらの絵本の著者は、遠見才希子さん。
産婦人科医で、1984年神奈川県生まれ。
2005年、大学入学後より「もっと気軽に楽しくまじめに性を考える場が欲しかった」という気づきから中高生向けの性教育活動を始め「えんみちゃん」のニックネームで全国900ヶ所以上の学校を巡り正しい知識だけでなく等身大のメッセージを伝えている
という先生です。
ほんの内容はというと、難しいことは何も書いておらず、3歳くらいの子供でも大事なことが伝わる絵本となっていました。
この絵本のメッセージとして、
①幼いころから自分の「からだ」を知ること
②「プライベートパーツ(口や胸、性器)」を理解し、自分も他人も大切な存在だということを認識すること
③困ったことがあれば相談できる大人はいるよ
という3点が主でした。
親の私が読んでいて特に素晴らしいな、と感じたのは、
プライベートパーツを見せて、触らせてという大人がいたらまずはNOと言おう、ダメなら逃げよう、でも必ずしも逃げられる状況にない場合、あなたは絶対に悪くない!というメッセージでした。
弱い女性や女の子はその状況になった場合、自分より強い相手に力で勝てることは少なく、
ダメージを受ける当事者は、自分を責めがちです。
当事者にそんな恰好をしているから、そんな場所にいるから、と当事者を責める言葉を浴びせる人も中にはいます。
でも不安ながらも打ち明ける相手はいてほしいし、母としてその打ち明けられる相手に自分がなれるような親子関係を築きたいな、と思いました。
実際に娘に読んでみて、感想を聞きました。
体は全て大事だけど、特に大事な場所があること、他人に見せたり触らせたりしてはいけないパーツがあること、世の中には変な人がいること、困った時は大人に相談することを
なんとなくは理解したようです。
無知より怖いものはない、性被害の話を見聞きするたびにそう思うので、考えるきっかえとしていい絵本だと思います。
たまにまた読み返してみたい、そんな絵本であり、こういう本が家にあると
娘が気になった時に自分で見てみる、なんてことも出来るかもしれないですね。
性教育のセカンドステップは2年生頃かなぁなんて思いつつ、いい絵本に出会えたなと思いました。